ネットワークビジネスの社会的認知向上をめざす活動を行う流通ビジネス推進政治連盟（ＮＰＵ、事務局東京、上野正安理事長、電03-5225-0325）は10月25日、会員支援活動を強化するため「東京タウンミーティング」を憲政記念館で開催、会員や非会員など約300人が参加した。
　「健全なネットワークビジネスの発展のために今何が求められるか？」をテーマにしたミーティングでは、新たに理事長に就任した上野正安氏が、ＮＰＵのこれまでの活動を報告するとともに新任のあいさつを行った。
　上野理事長は「ネットワークビジネスほど合理的なビジネスはない。また、米国社会では必要なビジネス形態であると認識されている。ＮＰＵではすでに議員連盟の議員が活動しており、業界のためになるならと思い、引き受けた」とあいさつした。続いて、新たに議連へ参加した松木謙公議員（民主党）が壇上に立ち、「事務局長の前田雄吉議員と共通の知人に、ネットワークビジネスの話を聞き、賛同した。業界が発展するように頑張りたい」と挨拶した。
　議連の会長を務める山岡賢次議員は「我々の政治連盟は、日本に必要なきちんとした企業を育成し、誤解や偏見を取り除き、かつ誤解や偏見のある企業を排除していこうという活動だ」と話した。
　第二部では、前田議員がスピーチ。今年3月に経済産業省が初めて調査した「連鎖販売取引実態調査」に係る報告書の内容について解説し、「これほど大きな業界に、何が足りないのかと言えば理解を得ること。このためにもネットワークビジネスを保護育成する基本法をつくりたい」との姿勢を示した。一方で、「ルールを守っていない業者は、厳格に取り締まるべきだ」と強調した。
　ＮＰＵは今後、全国6都市でタウンミーティングを予定している。