植物系総合ミネラルを主力商品にネットワークビジネスを展開するゼネシス（本社東京、當真健一社長）は、08年12月26日、同社商品のミネラルの供給源である米ユタ州の鉱山および抽出工場などを米ＴＲＣミネラルズ社から買収することで合意した。
　これにより、ミネラルを安定的に確保できるほか、国内だけでなく海外への原材料提供も可能となった。ミネラルは農業や食品など、さまざまな分野で需要があることから、海外ではネットワークビジネス以外の販売チャネルを模索していく考えだ。その際も、会員にその利益を還元できる仕組みにする構え。
　取得したのは、米ユタ州エメリー郡にあるヒューミックシェール鉱山（約100万坪）のリース権と、ミネラル抽出工場（敷地面積約1500坪）。また付帯設備の輸送用タンクローリーや作業車両、原料保管庫なども取得している。また、工場長以下約10人の従業員もそのまま引き継いだ。
　そしてゼネシスは100％子会社ユナイテッド・ミネラルズ（米ユタ州、當真健一社長）を設立。ミネラルの原料であるヒューミックシェールの採掘や植物系総合ミネラル抽出と管理を行う。

(※詳しくは日本流通産業新聞1月15日号をご覧下さい）