リープ・ビフォア・ユー・ルック
[ 2012/7/26 ]
「では、企画趣意書を送っていただけますか?」
取材を申し込む際、
先方からこういった依頼を受けることがあります。
不躾な取材を避けるため、当然のことです。
そこで、いざ趣意書を書き始めると、
これが意外と言葉に詰まってしまうのです。
もちろん、適当に企画を考えていたわけではありません。
しかし、言葉に詰まるというのは、
自分の中にあいまいな部分があるということでしょう。
実際に文章を書き始めることで、
それまで見えなかったつまづきが見えてきたわけです。
昨日のブログでは、
「何を書こうかと、腕組みして眉間に皺を寄せているのなら、
とにかく外へ飛び出して、取材させていただこう」
という意味のことを書きましたが、
それと一連のことかもしれませんね。
日本人で2人目のノーベル文学賞作家、大江健三郎さんの小説に、
『見るまえに跳べ』というものがあります。
「考える前にまずは行動!!」という意味と捉えています(大ざっぱな……)。
60年前後、学生運動のスローガンのように扱われたそうです。
僕もしばらくはこの姿勢を見習って、
「とにかくジャンプ!! ジャンプ!!」と、
スーパーマリオのような生活が続きそうです。
(宇佐美)