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新しい朝

[ 2011/7/22 ]

私は中学生の時、友人を突然亡くしたことがあります。
幼稚園からの幼なじみでした。
当時パニックになった私の記憶は、
亡くなる前日、きちんと「バイバイ」を言ったかどうかすら定かではなく、
その友人が今日この場にいないことを信じることが出来ませんでした。
一方で、なぜあの日もっと積極的に会話をしなかったのか、
なぜあの日引き止め一言声をかけなかったのか、と悔やみ自分を責めました。

「人と別れる」ということにひどく恐怖を覚えるようになりました。
絶対に明日も会うとわかっている人と別れるときも、
急に泣き出し相手を困らせたりしました。
幼い私には「誰かが突然いなくなる」ということに耐えうる心がなかったのです。

それを引きずったまま大人になった私は、
社会人になり働くようになっても、人が辞めるたびに心を揺さぶられました。
送別会では必ずといっていいほど号泣しました。
「そんな一生の別れみたいに泣くなよ、いつでも会えるじゃないか」
みんなそう言い笑いました。
けれども私は「二度と会えない」という恐怖を拭うことができず黙って泣き続けました。
それでいて、「また会おう」と、自分から言い出すことができませんでした。
会ったとしてもまた同じ別れがやってくるのではないか、と考えてしまうからでした。


そんな自分が今度は辞める側になり、ここにやってきたわけですが、
今年になって決めたことがありました。
それは、昔仲の良かった友人や辞めた人と、自分から積極的に連絡をとることです。
とても簡単なことですが、今まで私ができなかったことでした。

会ってみるといろいろな発見がありました。
一番大きなことは、「別れ」のあとに会った人とは、とても親近感が増すということでした。
その人とその決まった場(例えば学校や職場)で会うことと、
それ以外の場で会うことには、大きな違いがあることに今まで気づけずにいたのです。
それと、その人の成長した姿の中に、どこか自らの成長を感じることができることでした。

今年になり、数年ぶりに会った知人・友人は10人を超えました。


今日から会社には清水さんがいません。
とても寂しいです。

一カ月間ではありましたが、清水さんにはいろいろなことを教えていただきました。
とても気の合う素敵な先輩でした。
今までの私だったら号泣していたでしょうが、昨日は泣くことはありませんでした。
酒を飲み笑い合いながら、なぜだか「また会える」と強く思ったからでした。

湿っぽい話になりました、すみません。

清水さんありがとうございました。長い間お疲れさまでした。
近々飲みに誘います。

(河野)

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