なんかこのタイトル宗教チックですね・・
けれど教祖になりたいとかそういうわけではないのです。

野中広務と野村克也の共著「憎まれ役」の中で、「格差社会とは、
格差そのものの問題よりも、貧困にあえぐ人々が、希望をなくして、
将来のために努力を放棄してしまう社会・希望格差社会が問題なのだ、
という説があるくらいです」という野中氏の話がありました。

最近の若い人（一応私も）がどこか冷めていて、覇気がないように感じられ
るのは、この「希望格差社会」に日本が侵されつつあるからかも・・・。
「貧困にあえぐ」とまでいかなくても、現状の収入に満足していない人や
その子供がやる気をなくしてなんとなくあきらめモードになっているように
感じます。

日経新聞に掲載されていた小学6年生を対象にしたアンケートでも、
「努力すれば報われると思うか」という質問に対し、「思う」と答えた日本
の小学生はおよそ60％で、これはアメリカや中国の結果よりも約20％低い
結果でした。

どうすればこの「希望格差」がなくなるのかっていうのは難しい問題ですが、
まず、税金をちゃんとしたことに使ってくれれば少しはいい方向にいくのでは
なんて思いました。

（難しい話をして疲れてしまった清水）