ナチュラリープラス（本社東京、名越隆昭社長）は8月をめどに、創業来初めてスキンケア製品を投入する。今年3月に導入した報酬プラン「ユニバーサルプログラム」のセカンドツリーにあたるユニレベルに組み込まれる。
　当初は今春の発売を計画していたが、東日本大震災により容器の部品工場が被災。発売時期が今夏にずれ込む格好になった。
　発売するのはエイジングケア化粧品『オラージュ（AURAGE）』。「次世代スキンケア」を掲げ、肌年齢のケアを前面に押し出す。北欧産の「クラウドベリー」「クロウベリー」「リンゴンベリー」の3つのベリーを組み合わせた「ベリースキンパック」と、整肌成分「AC-11」を配合したのが特徴だ。
　ラインアップは全4品。洗顔・メイク落としが1本でできる「クレンジングプラス」、美容液と化粧水の機能を併せ持つ「リッチフォーミュラ」、クリーム「グレイシャスクリーム」、化粧下地の「UVメイクアップベースクリーム」を用意した。
　同社を象徴する成分「ルテイン」は、洗うたびに肌をこすって摩擦負担をかけやすいクレンジング時でも、肌の潤いを守りながらしっとり洗い上げるために、クレンジングプラスにのみ配合しているという。
　初めての製品カテゴリーへ参入するに際し、トレーニング中心のプロモーションを展開。プロのスキンケア・トレーナーを招いた講習会を7月末までに全国50カ所で開催する計画だ。1回あたり限定50名を対象にする講習会では、スキンケアテクニック向上のためのトレーニングなど実技を中心に5時間にわたってトレーニングを受ける。
　化粧品は日本での発売以後、将来的には海外でも販売する構え。また今後、会員による小売を可能にするかどうか検討を進めていく。