エイボン・プロダクツ（本社東京、テレンス・ムアヘッド社長）は10月6日、08年に開始したネットワークビジネスの報酬プランを変更した。新たなボーナス3種類を追加し、傘下会員を育成することでより多くの報酬が得られる仕組みになった。
　以前の報酬は、自分の組織の支払総額に対して得られる「ベースコミッション」と、上位タイトルに昇格した際に得られる「昇格ボーナス」の2種類のみだった。
　変更後は3種類の報酬を追加。上位タイトルを獲得した後に、タイトルを維持することで一定期間報酬が得られる「タイトルボーナス」と、傘下の会員が昇格した際に得られる「育成ボーナス」、自分がリクルートした会員が、登録後約18週間に支払った金額の10％が報酬になる「ナルプボーナス」の3種類だ。
　組織拡大を後押しするため、傘下の会員を育成することで得られる報酬を増やした。
　また、ボーナスの種類を増やしたことと併せて「報酬の還元率も高めた」（同社）。エイボンが実施したシミュレーションでは、新プランにおける報酬額は、以前のプランと比べて50〜100％増になる会員もいるという。
　9月には、新プランへの期待感からリクルート活動が活発化。1カ月間の入会数は、「今年1月以降の平均月間入会数と比べて約2倍に増えた」（同）。会員のタイトルは4種類、組織は3段階制で、従来のプランから変更してない。