ニュースキンジャパン
小林和則 社長
「PRYSM iO」を正しい形で展開し
27年の成長につなげる
「エリート LOI トラック」を導入
――前期(25年12月期)決算業績のうち、売上高や営業利益はどうだったか。
1ケタ減収となり、厳しい1年だった。理由は大きく2つある。1つ目が過去数年にわたって、米本社の方針によって製品点数を減らしていったことの影響が非常に大きかった。
もう1つが、世の中のインフレ基調やアメリカとイランの紛争などによる物価上昇への懸念がある。先行きの見通しに関しての不安により、購入意欲がなかなか高まらなかった。
一方、利益率に関しては、企業努力によってほとんど落ちておらず、逆に上がったくらいだ。ただ、コスト削減には限界があるため、まずは売り上げの成長をめざす。
――IRによると、顧客数が前期比5%減の10万4439人、有料アフィリエイトが同10%減の2万126人、セールスリーダー数が同8%減の6259人だった。新規会員登録数やLOI(ビジネス申請書)申請者数の推移は。
購入者数の減少は、当社のSKU(製品の種類)の減少がダイレクトに影響している。当然、顧客が減るとセールスリーダーも減る傾向にある。ただ、25年10月に、新しいLOIのトラック「エリート LOI トラック」を導入した。
これまで、BR(ブランド レプリゼンタティブ)達成のための施策として、「4シェアリングブロック」(2000ポイントで達成)と「2シェアリングブロック」(1000ポイントで達成)を実施しており、そのメリットは報酬プラン「ベロシティ」の中でスピード化を図り、早期に達成できることだった。しかし、その維持が課題としてあった。
そこで今回、リーダーたちとミーティングする中で、LOI期間をしっかり取る「エリート LOI トラック」を作った。
アップラインは、「エリート LOI トラック」を選択したブランド メンバーに対し、4カ月間、ビジネスと製品のトレーニングを実施し、BRから簡単には降格せずに、次のタイトルに向けてステップアップしていけるような、安定したBRを育成することができるようになっている。さらにBRは翌月、5万円のボーナスを獲得できることがメリットだ。
この「エリート LOI トラック」を導入したところ、非常に上手く機能してLOI申請者数が増加し、今年に入ってからは毎月、対前年2ケタ増となり非常に健闘している。
「エリート LOI トラック」は、4カ月トラックの5000ポイントでの達成であるため、昇格には4カ月かかる。すぐにはBR数に反映していかないが、今年6月末時点では、セールスリーダー数はほぼ前年に近づき、少しずつLOIを達成したBR数が増えてきている。このままのトレンドで行けば、下半期には、セールスリーダー数は対前年と同等か上回るという期待はしている。
初の機能性表示食品「マインド フル」を投入
――「age LOC トゥルーフェイス」シリーズが好調だと聞く。
全体としては評判は非常に良い。11月に発売した化粧水は、年齢層を問わずに好まれている。クリームも日本人が好むもので使用感が良いため、好評だ。
――「TRME(ティーアールミー)」はどうか。
非常に良い。たんぱく質のサプリメント「スムージー」がメインのリピート製品となっている。ストロベリーヨーグルト風味とバナナ風味が既存であるが、今年はココア風味と抹茶を限定発売している。主力製品の「ライフパック」と人気の「TRME スムージー」を合わせて摂取していくことがベースとして必要であるということを、リーダーがフィールドでしっかりトレーニングしている。
――今年6月に発売した初の機能性表示食品「MYND360 マインドフル」の売れ行きはどうか。
これも評判がいい。サプリメントのラインアップに機能性表示食品があることによって、会社として製品の組み合わせの強みにもなる。効能効果を伝える際の安心感もある。
オポチュニティ強化へ 「PRYSM iO」を活用
――今期のビジネス戦略や新規会員を獲得するための施策は。
今年の成長のための施策としては、9月15~16日にKアリーナ(横浜)で開催する「グローバル・ライブ」へのオポチュニティ活用を掲げている。
そして、今年の下半期を盛り上げて、27年の成長につなげていけるような施策として、優先順位の1位として考えているのは、オポチュニティの強化だ。
具体的には、「PRYSM iO」を今後日本で正しい形で展開していくこと。これを上手くやっていければ、ビジネスが活発化し、新規ビジネス会員の獲得に有効になるだけでなく、製品愛用者の獲得にもつながると思う。
下半期にトレーニングを実施することで、リーダーが理解した上で「PRYSM iO」を使って、彼らのデュプリケーションのモデルを新たに作り出していくことができれば、27年のスタートから動き出し、成長の大きな力になる。
「PRYSM iO」を活用することで、製品の継続購入だけでなく、運動を継続していただくことで、正しい生活習慣にもつなげていけるきっかけのためのデバイスになっていければいいと考えている。
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