アイビー化粧品 天然由来の免疫疾患・皮膚疾患の阻害剤の発明の特許査定を受領
[ 2024/4/18 ]
アイビー化粧品(本社東京、白銀浩二社長)は2月28日、天然由来の「NF‐κB(エヌエフカッパビー)/JAK(ヤヌスキナーゼ)デュアル阻害剤」の発明について、特許査定を受領したことを発表した。今後は、所定の手続きを経て、特許権を設定登録するとしている。
特許査定が受領されたのは、水を含んでもよい有機溶媒を抽出溶媒とするオトギリソウの花・葉・茎から抽出物を有効成分とするNF‐κB・JAKの双方に作用する阻害剤。
NF‐κBとJAKは、最近の研究で、皮膚疾患をはじめ、種々の免疫異常に起因する様々な症状に関与することが報告されているという。
そのため、同発明は医薬品分野において、関節リウマチなどの自己免疫疾患のほか、動脈硬化、心筋梗塞、肝炎、ガン、糖尿病、アトピー性皮膚炎、骨髄繊維症、悪性リンパ腫、膵ガン、乾癬、円形脱毛症などの疾患の治療薬への応用が期待されるとしている。
同社では、「自社製品への応用とともに、特許範囲が医薬品領域にも広がると考えており、医薬品会社等へのライセンス契約などの形で、当該発明の社会利用を推進していく」という。
(月刊ネットワークビジネス5月号掲載)