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映画「かぐや姫の物語」を観て、生きる勇気が湧いた

[ 2013/11/25 ]

先日11月23日(土)、スタジオジブリ最新作:高畑勲監督の「かぐや姫の物語」が公開され、
その公開初日に映画館へ馳せ参じました。
高畑勲さんの14年振り(1999年公開の「ホーホケキョ となりの山田くん」以来)の監督作品であり、
従来のリアルな映像を織り交ぜたアニメーションとは別に、
スケッチした絵のみで表現した新しい方法を用いている作品ということで、期待に胸を膨らませて。

「かぐや姫」ということから分かるように、原作は平安時代の物語文学である「竹取物語」です。
竹から出てきたかぐや姫は、山の大自然の中で竹取の翁と媼に育てられ、大きくなって都へ出ます。
その美貌から、都で5人の高級官僚から求婚されるのですが、
かぐや姫が言った無理難題に誰一人に応えることができず、
しまいにはかぐや姫が皆を置いて月に帰ってしまうという話です。
(ものすごく簡略化しました)

ですが、「竹取物語」自体、「なぜかぐや姫が地球に来たのか」、「なぜ求婚者に無理難題を言ったのか」、「なぜ月に帰るのか」、
などという部分は明かされておらず、現在でも謎が多い作品なのです。
今作品は、原作「竹取物語」に忠実に製作し、
そこに高畑監督の、物語の「謎」に対する推測や解釈が付け加えられているので、
「原作があまり印象にないんだよね」という人でも、作品を楽しんで観ることができるでしょう。



前置きはこのぐらいにして、ネタバレをしない程度に感想を。


映画鑑賞後の感想としては月並みの言葉ですが、本当に素晴らしい作品でした。
原作では記されていない、かぐや姫の心情や葛藤、苦しみ、「生」への渇望が、
痛いぐらいに私の胸へ飛び込んできました。
また、スケッチ風の表現によって、躍動感やキャラクターの生命力がより鮮明に伝わり、
かぐや姫の心情を表現するには十分すぎるくらいの手法だったと言えるでしょう。

ただ、かぐや姫の心情や葛藤、苦しみを1つひとつ受け止めていくと、
頭の中で上手く咀嚼できなくなってしまいます。
よって私は、感動しながらエンディングを迎えたものの、
月に帰ってしまうかぐや姫を、どのような気持ちで見届ければ良いのかが分からなくなったまま(ある種のフラストレーションを抱えながら)観終わってしまいました。

しかし、そんなフラストレーションを解消してくれたのが、
エンディングソング「いのちの記憶」(作詞作曲:二階堂和美)だったのです。
(著作権の関係上、歌詞は載せられませんが)
この歌を聴いて初めて、月に帰ってしまうかぐや姫の気持ちが分かったとき、
涙を流さずにはいられませんでしたね。


映画を観終わって内容を反芻しながら、
「なぜ高畑監督は、いまの時代にこの映画を製作したのだろうか」
という疑問が湧いてきました。
恐らく、現在の日本は自殺者が多く、自らの「生」を生きていない人がたくさんいることへの訴えとして、
どんなに辛いことがあっても力いっぱい生きていく大切さを、
かぐや姫を通して表現したかったのではないかと、私は思います。


・・・・・・何だか不明瞭な文章になってしまいましたが、
ぜひ皆さんに、一度観ていただきたい映画です!
言いたいことは、それだけです。


(岩瀬)




















左から、
・「かぐや姫の物語」のパンフレット
・エンディングテーマを収録した二階堂和美さんのCD
・雑誌「Switch」のかぐや姫特集号

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