フランシス・ベーコン展
[ 2013/4/22 ]
先日、東京国立近代美術館に、
「フランシス・ベーコン展」を観に行きました。
ベーコンはアイルランド生まれの現代画家。
ピカソと並ぶ巨匠と言われた人物です。
彼の描くグロテスクなまでに大口を開けて叫ぶ人物像は、
異様な存在感があります。
僕も原稿が書けないときは苦しみのあまり、
ベーコンの描く人物像のような形相になってしまうので、
とても他人事ではいられません……。
たまたま僕の行った日がそうだっただけかも知れませんが、
興味深かったのは、入場者の年齢層の多彩さ。
美大生のような若者、ベビーカーを押す夫婦、お年寄り、
文字通り老若男女がベーコンの絵に見入っていました。
「日本人はこれほどベーコンの絵を求めていたのか!」と不思議な思いでした。
それほどベーコンの絵は何か人の心を打つのでしょう。
東京会場では、来月5月26日(日)までの開催予定です。
ぜひこの機会に目撃、体感、記憶してみてください。
(宇佐美)