つまらなく大好きな作家
[ 2011/10/4 ]
太宰治の『斜陽』を読んでしまいました。
太宰治を読むと、なんだか自分の弱さが浮き彫りになるというか、
「やっぱりこんなわたしはここにいるべきではない」と言った、
非常にネガティブな気分になるのですが、そんなネガティブな気分になっている、
と気づくのは、読み終わった後であって、だから太宰治に弱さを引き寄せられ、
そしてそれに気づかされているとも言えなくもないな、と思ったりもします。
恐ろしい作家です。
でもまぁ元気のないときは、夏目漱石か内田樹あたりを読むに限りますね。
次は久々に内田樹かしら。
数年前からの、わたしのお気に入りの作家は、吉田修一ですが、
この方は、大変つまらない本と、大変面白い本を書いてくださる方です。
愛してやみませんね。
新刊。
この本が面白いかどうかは……。
ちなみに朝日新聞に掲載されていたものです。
毎日読むの大変だっただろうなぁ、とか言う申し訳ない感想を抱きながら、
また新刊が出たら予約して買うんだろうなぁ、とも思います。
中毒?
そう言えば編集長が「本を貸す貸す」と言いながら、なかなか貸してくれないなぁと思う、
(河野)
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