エイボン・プロダクツ（本社東京都）が今年9月に製品カタログを一新する。商品写真がページの大半を占めていた従来の構成を改め、美容や趣味、健康などの情報を、全体の約4分の1にあたる30ページ程度に掲載する。
　現在のカタログは、商品の写真と値段の掲載が中心。「売り手側の視点で作られている」（羽鳥成一郎社長）との反省から、「読んでいて楽しい情報誌を目指す」（同）。
　人気レストランや旅行、パワースポットといった女性に人気のコンテンツを盛り込むほか、「骨盤特集」など健康関連の特集も実施する。カタログに商品を掲載しないページを大幅に採り入れるのは初めてという。
　編集を担当する部署を社内に設置、外部とも連携して内容を充実させる。
　内容刷新を機に発行部数を現在の60万部から100万部に増やす。現在は約10万人のエイボンレディを通じてエンドユーザーに配布しているほか、不定期で購入している顧客には郵送している。9月以降はエイボンレディ経由の配布数を大幅に増やす。また、今年4月に開始したネット通販で獲得した顧客にも郵送する。