ニナファームジャポン（本社東京都）の11年3月期における売上高は前期比5％増の35億2000万円となり、4期連続で増収した。
　10年4月に導入した認定資格制度「スキンケアコーディネーター」の資格取得者が3月末現在で100人を超えるなど、スキンケアの売り上げをけん引。スキンケアセミナーを行うサロン「プラッス　ドゥ　ニナ」も5月末現在17店舗にまで拡大した。
　会社主催のスキンケアセミナー「美肌塾」との相乗効果もあり、全体の売上構成比はスキンケアが3割となり、前期に比べ1割伸びた。スキンケアの売上高は同75.0％増の7億400万円。
　また、10年4月に発売した乳酸菌サプリメント「ハイプロリーナ」が1万5000個売れたほか、主力の「サンテアージュOX」も売り上げを伸ばし、サプリメントの売上高は前期比横ばいの28億1600万円となった。
　会員数は3月末時点で前期比約1万2000人増の7万9000人。東日本大震災の影響で、3月度売上高は計画と比べ1億円減収したという。
　次期は、4〜5月の売上高が前年同期間比70％増と好調に推移。今年4月からは、サロンやスキンケアコーディネーター制度を活用し、エクササイズを取り入れたサプリメントの販売にも注力する。
　また、会社主催のスキンケアセミナーの数を増やす方針だ。
　12年3月期は前期比12％増の42億円、会員数は11万人を目指す。