日本アムウェイ（本社東京、ジョン・パーカー社長）は4月9日、同社で取り扱う空気清浄機が放射能を帯びた浮遊塵を低減させる効果があるという社内検証を公表した。
　震災後に実施した米親会社のアムウェイ・コーポレーション研究開発部門による技術的検証では、『アトモスフィア空気清浄機』の場合、本体を使用している部屋の空気中にある放射能「ヨウ素131」と「セシウム137」を帯びた浮遊塵を79〜91％低減させることがわかったという。また旧型の『アムウェイ空気清浄機』でも75〜90％低減させることも明らかにした。
　これは、福島第1原発事故による放射能漏れを受けて、ディストリビューターから多数の問い合わせを受け「正しい情報を提供するため」（同社）に急きょ検証したもの。製品説明などに使用する場合は、公表した情報を加工することなく使用することを強く求めている。
　浄水器『e-Spring』についても別途検証を続けているということだが、結果を公表するまでにはいたっていないという。