エイボン・プロダクツ 株式上場廃止 10年12月期決算 売上高13.6%減の169億円
[ 2011/3/7 ]
エイボン・プロダクツ(本社東京、羽鳥成一郎社長)が3月16日付で株式上場を廃止にすると発表した。2月15日から3月15日までJASDAQ市場の整理銘柄に指定される。
株式を非上場化することで、中長期的な視点で企業価値の向上を図り、機動的な経営判断の遂行をめざす。
昨年12月、米投資会社TPGキャピタルグループがエイボンを買収、1月21日時点で発行済株式の約93%を所有している。
また、10年12月期決算は、売上高が前期比13.6%減の169億6700万円だった。エイボンレディが減少した影響で、高価格帯スキンケア製品の売上が下がったという。
営業損失は1億7800万円、経常損失は1億5500万円、当期純損失は4億8300万円だった。売上原価率を0.2ポイント改善したほか、販売促進費や通信費、人件費を削減したものの、売上高の減少が大きく影響して赤字となった。
次期計画は売上高が同2%減の166億2100万円、営業損失が4億1000万円、経常損失が4億1000万円、当期純損失が4億1600万円としている。