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エナジック 連鎖販売業務を再開 法令順守体制を大幅強化

[ 2011/2/28 ]

 エナジック(本社東京、陣内愼一社長)は1月28日、本格的に連鎖販売取引業務を再開した。2月1日と2日の両日、連鎖販売取引の業務再開に関する説明会を大阪と都内の2会場で開催、新製品の還元水生成器『SD-501プラチナム』をメイン商品として営業の立て直しを図る方針を発表した。販売店など2会場計約100人が参加した。
 業務再開にあたっては、新発売の『SD-501プラチナム』(1台35万7000円)をメイン商品にすえ展開を行う。新製品は、従来製品の高性能を維持しつつ、シルバーのスタイリッシュなデザインを実現している。
 従来は複数の家庭用還元水生成器を扱っていたが、今後は『プラチナム』だけを販売していくという。サプリメント『還元ウコンΣ』も取り扱うが、既存会員への販売にとどめる。
 コンプライアンス体制は大幅に強化した。契約書面、概要書面などの内容を一新、法令との整合性を確保した。申込書面のチェック体制も強化、本人確認を徹底する体制を整えた。新規会員を販売店と愛用者会員に区分し、誤解が生じない仕組みとした。
 販売員教育では、社内の法令順守教育体制を強化するとともに、昨年加盟した全国直販流通協会(直販協)の教育制度も積極的に活用していく考えだ。
 相談電話の受付体制も従来の3人から6人に人員を倍増。さらに、直販協の相談電話制度も活用していく考えだ。
 報酬プランについては、基本部分は変更せず、浄水器・還元水生成器を下取りした際に値引きする制度も継続する。
 昨年11月からは、グローバル展開の強みを活かし、世界販売台数と自身の販売実績に連動してボーナスが発生する「グローバルセールスインセンティブ」を導入。さらに今年1月からは、米国などで開催される表彰式への参加を条件に支給される「昇格達成ボーナス」なども開始した。
 こうした体制強化などを契機に、国内販売台数を早期に月間1000台まで伸ばしたい考えだ。
 2月2日に開催された都内本社における説明会では、陣内社長が冒頭、今後の展開について説明、書面交付の徹底やクーリング・オフ妨害の厳禁など、コンプライアンスの確保に取り組むことの重要性をあらためて強調した。
 同社は10年4月27日に、消費者庁から特定商取引法に基づき9カ月間の取引停止命令を受けており、11年1月27日まで連鎖販売取引に関する業務の一部(新規勧誘、申込受付、契約締結)を行うことができなかった。


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