ニュースキンジャパン（本社東京、ライアン・ナピアスキー社長）は9月24日、東京大学大学院農学生命科学研究科が主催したミトコンドリアや抗酸化、エイジングをテーマにしたシンポジウム「ザ・インターナショナル・シンポジウム・オン・エイジング・アンド・アンチエイジング」に協賛した。会場となった東京大学弥生講堂には、100人を超える聴講者が集まった。
　シンポジウムでは、ニュースキンが共同研究およびライセンス提携に関する独占的な契約を結んでいるライフジェン・テクノロジーズ社の創設者で、ウィスコンシン大学教授のトーマス・Ａ・プロラ博士がスピーチした。
　プロラ博士は2つの研究テーマを講演。「カロリー制限による老化プロセスの遅延」では、栄養不良をともなわないカロリー制限が老化の開始を遅らせ、寿命を長くすることが広く認められているなか、その現象の根源にあるメカニズムに仮説を立てて、マウスの研究データを提示した。また、老化プロセスの遅延がカロリー制限を行った霊長類でも起こりうるかを、アカゲザルを対象に行った最新の研究を踏まえて明らかにした。
　シンポジウム終了後の懇親会では、米ニュースキンエンタープライズのジョセフ・チャン最高科学責任者兼製品開発担当エグゼクティブ・バイスプレジデントがあいさつ。研究者と参加者が意見交換をするなど交流を深めた。