リ・ボーンライフ（本社大阪市、大林史明社長）はこのほど、ネットワークビジネス事業から撤退した。今年8月に設立した通信販売の「レオナ」（本社大阪市、横山敏則社長）が商品の供給を継続。リ・ボーンライフは年内をメドに会社を閉鎖する。
　ＮＢ事業からの撤退にあたって、6月に「新通販会社設立報告会」を全国で開催。ビジネス会員に対して理解を求めた。
　同社で一定の報酬を得ていた約3000人のビジネス会員「リ・ボーンメイト」は、レオナ社の「レオナサポーター」に移行した。「レオナサポーター」は、ジェル状の美容液『百花美蜜（ひゃっかみつ）』（希望小売価格1万8900円）など主力3商品を購入する消費者を同社に紹介することで、1購入2000円が直接紹介者に入る。
　ただ、自分の紹介者が新たな紹介者を出しても報酬（特定利益）は得られない。会員登録するための商品の購入（特定負担）は必要なく入会金も不要だ。
　撤退した理由について、「当初は愛用者を増やすことで事業拡大を計画していた。しかし、思うように会員が伸びなかったため、通販という形態で再スタートすることにした」（大林社長）と話している。
　レオナ社では、テレビ通販への卸を検討しているほか、従来の3商品だけでなく、多くの商品を通販で販売していく考えだ。
　リ・ボーンライフは08年6月3日に設立。09年7月期の売上高は4億5000万円をあげていた。