ロイヤルモナコ・ジャポン（本社東京、杉山昌代社長）は下期（10年9月〜11年3月）の中心施策として、製品のリピート率を上げるためのプロジェクトを開始する。
　「絆プロジェクト」と名付けられた同プロジェクトの狙いは、本社と会員との絆を深めることで、囲い込みを強化し、製品のリピート率を向上させること。
　杉山社長をトップとしたプロジェクトチームを設置。プロジェクト第1弾として、8月に初めて会員（エージェント）主催のラリーを熊本で開催、250人が参加した。また、9-10月の2カ月、同社の製品を使用した「ビューティーコンテスト」を予定しており、「女性の活躍を応援するような、会員が積極的に参加できるイベントを企画していきたい」（杉山社長）と意気込んでいる。
　そのほか、6月から、会社が認定した会員がセミナーを主催できる「認定トレーナー制度」を開始。7月からはエステティシャン養成学校「エコールドボーテ」を設立し、会員の独立を支援するといった次々に施策を始めている。
　養成学校は7月に第1期生の講義が行われ、15人の会員が卒業した。初回のクールを終えた卒業生のなかには、すでにサロンを開いている会員もいるが、サロンを開設していない会員については、サロン設置に向けた支援をしていくという。
　11年3月期の売上高は前期比60％増の8億円、会員数1万人を計画しており、絆プロジェクトなどの施策が奏功するかどうか、注目される。