エキスパートアライアンス（本社東京、野口昭次社長）は来年1〜2月をメドに、会員向けＥＣサイトを開設、ＮＢ事業の柱に据える。プレオープン企画として8月に、ソフトバンクのスマートフォンのエージェント（代理店）向けの紹介を開始しており、収益はネットワークビジネスの報酬還元の対象とする。9月から商品出荷も始まっているという。
　立ち上げるＥＣサイトは「ＥＸＡモール（仮称）」。商材は食品、アパレル、水、健康食品、化粧品など、多岐にわたる見通しだ。オープンまでに最低40〜50品を揃えたいとしており、選定を進めている。
　選定基準は「いいものを安く」（同社）で、健康やエコに貢献する付加価値商品も視野に入れている。商品はメーカー直送を想定しており、仕入れ商品の販売は検討していないという。
　報酬の取得条件をクリアしたエージェントには、傘下の購入実績に応じて換金可能なポイントを還元する。
　同社は、サプリメント、化粧品、ロードサービス、福利厚生サービスなど、商品ジャンルごとに報酬の計算方法が異なり、組織図も商品ごとに存在する仕組みを採用している。新サイトオープンにあたっては、5つ目の組織図ができることになる。
　これまで、会員約2万人を抱える会員制ネット通販サービス「こだまクラブ」を運営していたが、商品購入による報酬は発生しなかった。新サイトのオープンに合わせ「こだまクラブ」は今年12月に「発展的に解消する」（同社）予定だ。