アイビー化粧品（本社東京、白銀浩二社長）の10年4-6月期（第１四半期）の売上高は、前年同期比12.9％増の6億6200万円だった。
　5月に発売したヘアケアの新商品『ラビエステGL』シリーズの販売が好調で、ヘアケアカテゴリーの売上金額が同359.2％増の1億3800万円に増加し、増収につながった。
　ヘアケアが好調だった一方で、主力カテゴリーであるスキンケアの売上高は同6.1％減の3億5000万円だった。また、メークアップも同8.9％減の7400万円だった。
　売上高が好調に推移したものの、売上原価率が高いヘアケアの売上比率が高まったことから、売上総利益が前年同期と比べて約1700万円減少した。また、カタログなどの販促物の費用が増加したことで、販売費及び一般管理費が2600万円増加し、収益が悪化した。営業損失は3億9700万円（前年同期は3億5400万円の赤字）、経常損失は4億400万円（同3億6500万円の赤字）となり、赤字幅が拡大した。