「EGF」配合の美容液で展開するペレ・グレイス（本社東京、佐藤知己社長）の10年3月期における売上高は、前期比13％増の6億2100万円で、2期連続の増収となった。
　同社は07年3月にNB事業を開始。09年3月期決算は前期比7％増の5億4000万円だったことから、開業から2期連続の増収決算となった。
　当期は、08年秋に発売した商品の売り上げが期初から好調に推移し、会員数が2000人を超えたことが2ケタ増収に寄与した。
　10年3月末の会員数は前年同期比2000人増の7000人。期初の計画では7億円、会員数1万人をめざしていたことから、計画には届かなかったものの、売上高は2ケタ増となった。
　次期は、セミナールームをより多くの会員に使用してもらうため、5月に本社とともに移転した。また、ホームページや、ブランドイメージのリニューアルを図るなど、CI（コーポレート・アイデンテティ）を構築することに注力する。「企業の透明性を図ることで、イメージアップしたい」（佐藤本部長）というのが狙いだ。
　4月からは、洗顔シリーズ『オヒアレファ・シリーズ』のクレンジングとソープをオートシップ契約した会員に『トラベルセット』写真をプレゼントするなど、特典を付与した。さらに、販促ツールとして、製品解説や会社概要を収録したDVDを製作中だ。12月には製品のリニューアルを予定している。
　11年3月期の売上高は前期比28.8％増の8億円、会員数は同3000人増の1万人をめざしていく。