バイオクイーン（本社大阪市、光栄祐一社長）の10年3月期の売上高は前期比34.5％増の32億2400万円となり、3期ぶりに増収に転じた。
　当期は、女性誌に取材記事が多数掲載されたため、口コミで「YOSA」が広まった。認知度が向上。また「体を温めると健康になる」という考え方がブームとなり、新規顧客を獲得できたことでリピート商品の売り上げに貢献した。その他、価格を据え置いて施術の時間を10分延長し、マッサージサービスを始めたことも増収に寄与した。
　会員数は、今年3月末で前年同期比4000人増の2万4500人。「YOSA」の店舗数は1700店舗だ。
　次期（11年3月期）は、月1回大阪本社で開催している会員向け営業セミナーを、関東圏と関西圏とに分けて実施する。また、下期には新商品としてスキンケア（医薬部外品）を投入し、化粧品の売上を強化する。サロンでの消耗品販売を強化することで、会員の報酬を増やすのが狙いだ。
　新たに、セミナーを開催する美容部隊を発足させ、全国でスキンケアセミナーを開催していく考えだ。さらに『足湯』の販売についても下期に投入を予定している。
　11年3月期の売上高は前期比86.1％増の60億円を計画している。