マナビス化粧品（本社千葉県浦安市）はこのほど、広島県に商品配送の拠点として「西日本配送センター」を開設した。これにより、北海道と沖縄県および一部の離島を除く全国で、16時までに注文すれば翌日に商品を受け取ることが可能になった。
　これまで、すべての商品を千葉県浦安市の本社から発送していたため、中国地方や四国、九州の会員が商品を受け取るのは注文日の2日後だった。納期短縮を要望する会員の声に対応した。
　また、今年4月からは、携帯サイトと、電話の音声ガイダンスによる注文受付も開始した。4月以前はＦＡＸかコールセンターでの受付のみだったが、注文方法を多様化することで会員の利便性を高めた。
　同社の10年3月期の売上高は、前期比6.5％減の51億6200万円だった。「08年度の新規入会数がやや落ち込んだことが、09年度の業績に影響した」（小堀社長）という。
　次期以降の業績回復に向け、納期や注文方法を改善するなどリクルート活動しやすい環境をつくることで会員を支援する。また、設立5周年となる今期は、「9月に一部のスキンケア商品を、利便性と環境面に配慮してリニューアルするほか、新キャンペーンを行うなど、組織活性化への策を講じる」（同）計画だ。