ニナファームジャポン（本社東京、那須みずほ社長）の10年3月期の売上高は、前期比36.3％増の33億4000万円と、3期連続の2ケタ増収となるなり、順調に業績が伸びている。11年3月期の売上高は同34.7％増の45億円を目標に掲げており、4期連続の2ケタ増収を狙う。
　設立からの売上推移は、07年3月期が9カ月変則決算で2億5300万円、08年3月期は前期比377.7％増の約16億1000万円、09年3月期は同52％増の24億5000万円、10年3月期は、同36.3％増の33億4000万円と3期連続で2ケタ以上の増収を達成、急成長を遂げている。当期は、スキンケアの売上を増やすための施策として09年5月から認定サロン制度「プラッスドゥニナ」の展開を開始。10年3月末現在、全国に11店舗がオープンしている。当初の計画は５店舗で、倍以上の出店ペースだ。
　09年6月からは美容スタッフとして新たに5人の女性を採用。全国で週3回のペースでスキンケアセミナーを開催してきた。
　セグメント別の売上高を見ると主力の健康食品『サンテアージュＯＸ』は全体の売上構成比の約80％にあたる26億7200万円、『スキンケア』は約20％だった。
　今年4月に開催した3周年コンベンションに向けたキャンペーンが好調で、3月の月次売上高は約3億円を超え、月次では過去最高の売り上げを記録した。次期の売上目標は前期比34.7％増の45億円。会員数は9万人を見込み、4期連続の2ケタ増収を計画している。
　主な施策として、5月から、乳酸菌配合のサプリメント『ハイプロリーナ』（内容量1.5g・30包入り、希望小売価格7350円）を、美容入浴オイル『プレミアムバスオイルカルム』（内容量500ml、税込2万1000円）を投入した。さらに10月にはスキンケア商品2アイテムの発売を予定している。
　4月1日からは、認定サロンで会員がスキンケアセミナーを行うことができる認定資格制度「スキンケアコーディネーター」を開始しており、各サロンに5人の資格保持者を配置したい考えだ。併せて、サロン主催でのビューティーコンテストも検討している。