エナジック（本社東京、大城博成ＣＥＯ）の有力販売店で構成する６Ａ２３会は5月1日、行政処分の経緯や今後の対応などを説明する販売店説明会を都内の本社で開催、約70人の販売店が参加した。陣内愼一社長は販売店に対して、「統括者として処分を真摯に受け止め、管理ミス、ガードの甘さを謙虚に反省しないといけない。まじめに取り組んできた販売店に心配・迷惑をおかけし申し訳がない」と陳謝した。
　同会では冒頭、全国販売店会の勝山昭男会長があいさつし、「処分を真摯に受け止める必要がある。会社が止められなかった部分もあるが、販売店の側に暴走があったことも事実。販売店会の会長である私の責任でもある。よりしっかりとした会にすることで、全国の販売店を守っていきたい」などと話した。
　続いて陣内社長が経緯を説明、「違法行為をやっていないと我々に何度もいいながら、違法行為を繰り返していた販売店がいた。情けない。現実として管理が行き届かなかったことを真摯に反省している」などと話した。その上で、処分の内容を説明、傘下会員に処分内容を周知するよう要請した。
　今後について陣内社長は、連鎖販売取引に関する業務の一部（新規勧誘、申込受付、契約締結）が行えなくなるものの、既存会員への商品販売や、愛用者への一般小売、海外での活動、販売店自身の商品購入などは引き続き行えることを説明、同社独自の分割払いなども利用可能であるとした。一般小売用の書面も会場で配布した。
　出席した販売店からは「不正行為を行う販売店に対しては、契約解除を含め厳しく対処すべきだ」といった意見も出された。
　また、今回の処分で多くの違法販売行為を指摘されたウコンサプリメントについては、「別法人として切り離すなど何らかの対策が必要」とする意見が出た。陣内社長はこれに対して「ウコンをどうするかは早急に結論を出したい」などと答えた。
尚、同趣旨の説明会を5月3日に大阪でも開催した。