フォーエバーリビングプロダクツジャパン（本社東京、レックス・Ｇ・マーン会長兼社長）の09年12月期決算における売上高は、小売ベースで前期比5.9％減の348億円となった。
　当期は、昨年12月1日の改正特定商取引法の施行に合わせて「過量販売」に対する自主規制を開始した。まず愛用者である「フォーエバーフレンズ（ＦＦ）」および「フォーエバーメイト（ＦＭ）」の購入量を1カ月あたり4ケースまでに制限。これを上回る数量を希望する人にはディストリビューター登録を推奨するという。
　またディストリビューターについては、1カ月20ケースという制限を設けた。
　ただし、ビジネス活動をしているディストリビューターについては　(1)アシスタントスーパーバイザー以上の人を1名以上紹介している　(2)商品販売ルールの一部を抜粋した「確認書」の内容を理解し著名捺印する　(3)担当ゼネラルマネージャーによって承認を受ける`の条件を満たすと、数量に制限を設けないという。
　この規制について同社は「フィールドからは『法律に則った動きだ』として会社への信頼度が増している。1人当たりの販売量を増やすのではなく、愛用者を増やしていきたい」と話している。
　10年の施策として、ウェブサイトの利用率向上を図るための施策を打ち出す計画だ。現在、ウェブサイトおよびモバイルからの製品注文は、全体の10％以下。電話やＦＡＸ、各地の営業所での注文が圧倒的に多い。若い世代の参加を促すとともに、ディストリビューターサポートの強化につなげたい考えだ。