サプリメント関連会社などで構成する業界団体のＡＩＦＮ（アイファン国際栄養食品協会、事務局東京、橋本正史理事長）は1月13日、「2010年賀詞交歓会＆新春セミナー」を都内の日本外国特派員協会で開催、この席で橋本理事長は2010年内に社団法人化することや、啓蒙教育事業をスタートさせることなどを発表した。
　賀詞交歓会の冒頭、橋本理事長があいさつし、来期に向けた新体制を紹介した。このなかで　(1)年内の一般社団法人化をめざす　(2)海外会員制度を導入する　(3)啓蒙教育事業として「ＡＩＦＮオープンカレッジ」を開講する　――の３つの方針を明らかにした。
　(2)の海外会員制度の導入については、海外企業に対して日本市場についての情報提供をしていくことを検討しており、最低20社から制度をスタートできる見通しを明らかにした。オプションとしては、日本国内の法規制に関する情報提供やレポート、ミーティング・展示会の手配など、さまざまなサポートを行っていくという。
　また、(3)の「ＡＩＦＮオープンカレッジ」は、業界の学びの場、情報受発信の場として設置する考えを示した。
　同カレッジでは、広告制作者やウェブ担当者を対象とした認定資格制度を運用する考え。通信教育や座学からなる3つのカリキュラムを修得することで、3類の資格を獲得することができる。
　また、資格制度とは別に、座学で業界の基本を速習できるOJTプログラムも設ける。
　さらに、会員企業と協力する形で、エビデンスの情報発信（エビデンスマスターライブラリ）事業や、海外への日本国内の情報発信（フロムジャパンライブラリ）事業にも取り組んでいくという。
　認定資格制度は5月下旬から夏ごろにかけて順次立ち上げていく考えだ。ライブラリ事業は夏ごろ、OJTプログラムは9月以降の開始を予定している。
　賀詞交歓会に先立って行われたセミナーでは、ロシア・ユーラシア政治経済ビジネス研究所の隈部兼作・代表取締役兼所長が「ロシアの経済状況とビジネス事情」について講演を行った。