直販協　新春特別講演会に130人参加　「過量販売規制」「薬事法」をテーマに開催

　全国直販流通協会（事務局東京、亀岡一郎理事長）は1月14日、新春特別講演会を東京・秋葉原で開催した。法律セミナーとパネルディスカッションの2部構成で、協会の会員企業と非会員企業の担当者ら130人が聴講した。
　第1部では、協会の顧問弁護士を務める千原曜氏が、昨年12月に施行された改正特商法で、新たに導入された「過量販売規制」への対応策について講演した。千原氏は「顧客アンケートなどをもとに、商品ごとに過量販売の自主基準を策定することが必須」であることを強調。また、消費者の求めに応じて自主基準を超えて販売する場合には、その理由を明記した文書などを残す必要があるとした。
　第2部では、ヘルスビジネスマガジン社代表取締役会長の木村忠明氏と、千原曜弁護士、亀岡一郎同協会理事長の３人による薬事法をテーマにしたパネルディスカッションを行った。健康食品や化粧品を販売する企業が、販売現場の社員に薬事法を順守させるにはどうすべきかについて意見を交わした。
　また、講演会後には同協会の賀詞交歓会を開催し、会員が親交を深めた。