フランス「ニナファーム社」の日本法人として設立し、ＳＯＤ素材を配合した健康食品やスキンケアなどを商材に展開するニナファームジャポン（本社東京、那須みずほ社長）の2010年3月期業績は4期連続で2ケタ増収を達成する見通しだ。09年49月期（中間期）における売上高は前期比50％増の16億5000万円だった。
　当期は、6〜8月の3カ月間で一定の条件をクリアした会員のみが参加できる「フランス旅行キャンペーン」を実施。今回は前期より22人多い48人の会員が条件をクリアし参加した。「昨年に引き続き開催したことで、この旅行を目標に掲げる会員が増えた」（山田常務）ことが、売り上げに寄与した。
　また、5月から開始したサロン展開「プラッス　ドゥ　ニナ」が、すでに9店舗まで増加。今期中に10店舗まで拡大する計画だ。送料がかからずに、説明を聞きながら対面で購入することができるので、安心して商品を購入することができるようになったという。1サロンあたりの1カ月間の売上は多いところで約500万円に上り、「当初想定していた2倍の売り上げが上がっている」（同）と評価している。
　会員数は09年11月末現在で6万人を超えており、10年3月末には7万人に迫る勢いだ。
　下期（09年10月10年3月）の事業計画は、10月に新商品の美容飲料『アクティアージュ　トータル』（内容量10本入り、販売価格7350円）を発売。1月・2月にかけてスキンケアやヘアケア、主力製品である『アンテアージュＯＸ』をリニューアルするなど積極的な製品展開を図る。
　10年3月期の売上高は前期比43％増の35億円を見込んでいる。