宮城県 ビズインターナショナルに4ヶ月の業務停止命令
[ 2009/9/13 ]
「モバゲーの進化バージョンについて話がある」とか「これから聞いてもらう話はすごい話なんだ」などと販売目的を告げずに、29万8000円〜39万8000円の『ビジネスキット』を販売していたとして、宮城県は9月2日、「株式会社ビズインターナショナル」(本社さいたま市、石原茂男社長)に対し、特定商取引法に基づき9月3日から4カ月間、連鎖販売取引に関する新規取引の勧誘について業務停止を命じた。
県によると、ビズ社が運営する仮想空間「エクシングワールド」のプレメンバーを募集する際に、ビジネスキットを販売するという目的を告げずに勧誘。「イエスかノーかここで決めなきゃだめ」などと深夜までしつこく勧誘していたという。また、勧誘の際に配布していた「概要書面」や「契約書面」に重要事項に関する記載がなかった。
県に寄せられた07年度から09年度までの相談件数は133件で、同社をめぐっては今年4月、宮城県が不適正な勧誘を行っているとして社名を公表していた。さらに6月には国民生活センターも「勧誘が強引」だとして注意を呼びかけていた。