前から気になっていた喫茶店に行ってきました。
そのお店の紅茶と、ネコのシルエットの看板にいつも惹かれていました。
前を通るたびに「ここは絶対に私の好きな店だ」と思っていたのですが、
時間がなく、なかなか入る機会がありませんでした。

その喫茶店には、オーナーの趣味だと思われる、デザイン関係の本や
食べ物の本が置いてありました。

その中にあった一冊で、森達也さんの「いのちの食べかた」という本を
手にとってみたら、これが面白くて、食事が終わってからも夢中になって
最後まで読んでしまいました。

子供向けの本ですが、牛や豚がどうやって食卓に出るのかというところから始まり、
リアルな“と場”（“屠殺場”と言ったほうが分かるかもしれません）の話があり、
さらに部落差別の話にも言及し・・・・・・、
「知ること」への意欲を掻き立てられる本でした。

子供だけでなく大人にも「知ってほしい」本です。

想像以上に、というか想像外のことで充実させてくれた喫茶店でした。
もちろん、紅茶もおいしかったです。
男性の店員さんも素敵でしたし。

東京・白山にある「喫茶おとら」という喫茶店です。
お近くの方はぜひ。

（将来は喫茶店のオーナーも悪くない清水）