今秋にも設置が予定される消費者庁の初代長官に、内閣府の元事務次官で三井住友海上火災保険の顧問を務める内田俊一氏が就任することがほぼ確実となった。消費者委員会の初代委員長には住田裕子弁護士が、同委員会の初代事務局長には金融オンブズネット代表の原早苗氏が、それぞれ選任される見通し。
　7月1日の官房長官記者発表で、消費者庁設立準備顧問1人、同庁設立準備参与3人、消費者委員会設立準備参与10人、同委員会事務局準備顧問1人の人事が明らかにされた（詳細は別表）。
　消費者庁設置後、消費者庁設立準備参与3人の内、加藤さゆり氏は消費者庁参事官に、他2人は消費者庁参与に就任する。
　消費者委員会設立準備参与10人は、同委員会の委員となる。野田聖子消費者行政推進担当大臣は、住田氏を代表に指名しており、設置後は、委員の互選により同氏が初代委員長に選任される見通しだ。