アイビー化粧品（本社東京、白銀浩二社長）は5月25日、09年3月期決算発表会の席上で、今後3年間で売上高経常利益率を10％に引き上げることなどを盛り込んだ3カ年計画を発表した。
　売上高経常利益率のほか、自己資本比率を09年3月期の50.8％から60％に引き上げることや、棚卸資産回転期間を同6.7カ月から5カ月に短縮することを目標に掲げた。
　利益率向上への取り組みとして、前期に引き続き販売費や一般管理費、人件費を削減し、合計で約3億円減らすとした。
　また販売力強化策として、常時稼動する販売員を増やす。前期稼動していた販売員は約4800人で、今上期中に6000人まで引き上げる計画だ。愛用者会員を販売入門セミナーやメーク技術のセミナーに動員することに力を入れるという。
　棚卸資産を減らす取り組みについては、生産調整を既に進めており、09年3月期末の棚卸資産は前期比で1億8200万円減少した。今後も在庫水準の低減を進めるとしている。
　09年3月期末時点で販売員であるビューティマネージャーの登録数は2万2984人、愛用者会員であるアイビーメイツは14万7047人。
　10年3月期の計画は、売上高50億円、営業利益2億9000万円、経常利益2億7000万円、当期利益1億1000万円としている。