還元水生成器をグローバルに販売するエナジックインターナショナル（本社沖縄県浦添市、大城博成会長兼CEO）は4月24日（日本時間では25日）、南米メキシコに現地法人エナジック・メキシコ（本社メキシコ・ヌエボレオン州）をオープン、中南米に初進出した。同日オープニングイベントを同国で開催、メキシコ人など約200人が参加した。
　エナジックの海外進出はこれで、米国、カナダ、ＥＵ（ドイツ）、台湾、香港に加えて、6カ国・地域目となる。米国の会員がメキシコに商品を紹介したところ、同国の組織が一定の規模に成長してきたことから現地法人の設置を決めたという。現地法人の社長には、エナジックUSAの副社長を務めていた木下（きじた）和孝氏が就任した。
　外務省のデータによると、同国の人口は約1億人。近年、経済的に急成長を遂げており07年のＧＤＰは1兆ドルを超えている。エナジックが現地法人の本社を置くサンペドロ・ガルサ・ガルシア市は、メキシコ第2の都市であるモンテレーの近郊に位置する。モンテレーは富裕層が多く住む都市としても知られる。
　オープニングイベントでは大城会長があいさつし「メキシコでも、還元水を伝え、心の健康、体の健康、経済の健康を広めましょう」などと話した。また、木下新社長は「社員一同頑張る所存なので、皆様の協力をお願いしたい」などと会場に呼びかけ、現地スタッフを紹介した。同イベントでは、現地の楽団（マリアッチ）による演奏なども行われ、盛大に幕を閉じた。
　エナジックでは年内にフィリピン進出を図るなど、さらなる海外展開に向け準備を進めているという。