(社)全国消費生活相談員協会（全相協、事務局東京、下谷内冨士子理事長）は5月9日と10日の2日間、特設電話相談「契約トラブル110番」を全国7支部で設置する。
　毎年5月に、内閣府国民生活局の消費者月間協賛行事として「電話相談110番」事業を行っている。消費生活センターで受け付ける相談の8割以上が「契約」に関するものである現状を踏まえ、今年は「契約トラブル」をテーマに据えた。同協会の消費生活相談員が相談を受け付ける。
　同協会は07年11月に適格消費者団体として認定されていることから、今回の相談受付でも、消費者への助言や関係行政機関、事業者団体への情報提供に留まらず、不当な行為を行った事業者への改善の申し入れなども積極的に行っていく。不当な勧誘や不当契約条項の是正を促すなど契約の適正化に寄与することを主目的に掲げている。