体型補正下着を商材に展開するグラント・イーワンズ（本社福井市、稲井田章治社長）はこのほど、中国進出を進めるため、現地法人、大連グラント・イーワンズ（仮称）の一次代理店募集を10社限定で開始した。3月31日現在ですでに一次代理店6社が決定しており、5月10日には正式に新法人を設立する予定。大連グラントだけで初年度年商1億円を目標としている。
　新法人は、中国でも特に富裕層が多い上海市場の開拓をするのが目的。グラント・イーワンズが60％を、同社のトップ会員で、大連グラントの社長となる百合本知子氏が40％を出資する。現地では一次代理店、二次代理店を置き、店舗での販売を行う。
　一次代理店の条件は　(1)オフィス兼サロンの開設　(2)21万元（約300万円）の商品を35掛け価格で購入　(3)本社面接で契約書交付――の3点。二次代理店の条件は　(1)7万元の商品を50掛けで購入　(2)一次代理店もしくは大連グラント・イーワンズと契約する――の2点となる。
　日本での活動状況や、中国での人脈・ビジネス経験、駐在員の設置の可否などをもとに面接を行い、日本企業6社と一次代理店契約を結んだ。
　3月29日、30日の両日には、上海で二次代理店募集のイベントを開催、両日だけで1800万円を売り上げたという。
　新法人が当面取り扱うのは、国内で販売している体型補正下着。デザイン性の高さなどが中国でも評価されているという。「将来的には、健康食品や化粧品の販売にもつなげていきたい」（稲井田社長）という。