日本アムウェイ（本社東京、ジョン・パーカー社長）はこのほど、ハンディを克服してがんばる子供たちや子供たちをサポートする団体を称える表彰制度『One by Oneアワード』の受賞者・団体を決定した。
　一般公募で集まった候補者76件と団体179件のなかから、5人の選考委員による選考委員会で「キッズ個人賞」3人と「NPO奨励賞」6団体を選出。さらに今回は、選考委員特別賞に1人選んだ。贈呈式は3月27日に日本アムウェイ本社で開催する。
　キッズ個人賞に選ばれたのは、柳沼輝さん(18)、上山預宣福さん(18)、川空礼将さん(17)の3人。同社によると柳沼さんは、自閉症のため言葉によるコミュニケーションは難しいが、マリンバ演奏で音楽的才能を開花させ、数々の演奏会に出席しているという。
　NPO奨励賞に選ばれたのは、エコ平板・防塵マスク支援協会（千葉県）をはじめ、HOPEプロジェクト（東京都）、リヴォルヴ学校教育研究所（茨城県）、こども医療支援わらびの会（沖縄県）、遊びの家共同保育（長崎県）、大空へ飛べ（富山県）の6団体。エコ平板・防塵マスク支援協会は、建設現場の余剰材を利用した「エコ平板」を考案し、知的障害者にモザイク制作を依頼して就労支援を行っている。
　さらに今回、選考委員特別賞に福島星哉さん(12)と福島くんサポーターズを選出した。福島さんは、交通事故によって四肢麻痺となり、24時間呼吸器が必要となるが、普通校に通い、6年間無遅刻・無欠席記録を更新中だという。