<インタビュー> スカイネット・グループ総代表 新川紗敏氏
[ 2008/12/24 ]
健康・美容商品開発などを手がけるスカイネット・インターナショナル(本社福島県いわき市、新川紗敏総代表)のグループ会社で、美容液『エムブラン エッセンス』などをネットワークビジネス(NB)で展開する、ピュアクリスタル(本社同)と、糖鎖を配合した健康補助食品『ピュアMAX8』などでNBを展開するエムブラン(本社同)は、12月1日付で経営陣を刷新した。ピュアクリスタルの小野眞苗副社長が新社長に昇格し、エムブランは、グループの総責任者である新川紗敏氏が会長兼社長に就任している。そこで、グループ総代表の新川紗敏氏に、今後の事業戦略について話を聞いた。
「経営陣刷新でビジネス会員の活性化図る」
―――12月1日付でトップ人事を行った。
ピュアクリスタルの社長に副社長の小野眞苗を昇格させ、私は今年3月にグランドオープンしたエムブランの社長に就任する人事を行った。
―――新川総代表が子会社のエムブランの会長兼社長に就任したのはなぜか。
エムブランは今年3月にグランドオープンしたばかりで、現在のところ会員は着実に増えているが、増員のスピードが遅い。それは、製品の良さのみで入会する会員が多く、報酬プラン等の魅力で入会してくる人がいないということが要因だ。私が社長に就任し、現場のセミナーに多く出ることで会員のタイトルに対する意識を強く持ってもらうための人事だ。
―――NB事業の現状については。
ピュアクリスタルは、現在3万人の会員を獲得している。50歳から60歳代が中心だ。一方のエムブランは、2500人の会員を獲得している。ピュアクリスタルの08年6月期決算(10カ月決算)における売上高は17億円だった。
―――グループ企業でエステサロンを運営するピュアルネッサンスについては。
引き続き、片山佳子社長に仕切ってもらう予定だ。今年10月に発売した美容マット『エスティーマット』が非常に売れているため、今期(09年6月期)の売上高は10億円を超えるものと計画している。
―――今後のNB事業に対する事業計画を伺いたい。
組織を活性化させるために「ダイヤモンドクラブ」という新たなセミナーを今年5月から開始した。会員に対するビジネスツールとして、ABCやアポイントの取り方、クロージングの仕方などを「漫画」形式にして新たに作成した。私が経験してきたことを、ただ口で説明するだけではなく、漫画にすることで初心者にも分かるようにするためだ。こうした取り組みで、ビジネスへの意識を高めていきたい。
ピュアクリスタルの今期(09年6月期)は売上高30億円、エムブランは09年6月期10億円、グループ総売上では80億円をめざしていく。
(※詳しくは日本流通産業新聞12月11・18日合併号をご覧下さい)