ヤマノホールディングスは11月28日、グループの訪販会社ヤマノプラザの子会社であるロイヤル・コスモ香港とロイヤルティー・ピー・オーを解散することになったと発表した。来年2月28日に解散・清算を予定している。
　ロイヤル・コスモ香港は、ネットワークビジネスで全身指圧マッサージ機『インフラツボヘルサー』を販売していたロイヤル・コスモが、香港での販売を行うために同地に94年9月に設立した会社。ロイヤル・コスモはこの後、08年6月1日にヤマノリテーリングスと合併することにより清算している。
　香港で販売規制が強化された関係で、ロイヤル・コスモ香港は売上高がここ数年減少していた。為替相場の激変などの影響を吸収できなかったことなどもあり、香港における販売事業から撤退することにしたという。
　一方、ロイヤルティー・ピー・オーはロイヤル・コスモの販売員教育を目的として86年に設立された。ロイヤル・コスモの吸収合併後は販売員教育事業を関連会社向けに行うことも検討されたが、販売員教育は各社で行う方針となったため、解散することとなった。
　連結業績に与える影響は軽微だという。