ノエビア（本社神戸市、大倉昊社長）は10月30日、08年9月期業績を発表、化粧品事業は横バイに推移したものの、配置薬市場の縮小の影響から医薬品事業が減少し、売上高は前期比1.2％減の586億6800万円となった。
　利益面では、営業利益が前期比4.5％増の40億4200万円、経常利益は同4.6％増の45億4300万円、当期純利益は同45.6％増の29億3700万円だった。
　事業別にみると、構成比で65.6％を占める主力の「化粧品事業」で、リニューアル発売した最高級化粧品スペチアーレシリーズが大きく売り上げに貢献。売上高は前期比1.4％増の379億8200万円となった。「医薬品事業」は、主要な医薬品ドリンク剤が好調に推移したものの、その他の医薬品の売り上げは、配置薬市場の縮小を受けて前期比10.7％減の68億900万円になった。
　09年9月期連結業績は、売上高が0.2％増の588億円、営業利益16.3％増の47億円、経常利益は14.5％増の52億円、当期純利益は21.7％減の23億円を予想している。

(※詳しくは日本流通産業新聞11月20日号をご覧下さい）