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隣の家が火事で全焼……!

[ 2008/12/2 ]

昨晩、深夜24時30分ごろ、僕の住んでいるマンションのすぐ隣にある一軒家が火事になった。

そのとき、家の中にいた僕はまったく気がつかなかったのだが、
偶然、僕の妹が家を訪ねてきて、ドアを開けるなり「火事だよ、火事!」と咳き込みながら、叫ぶのだ。

ドアが開いた瞬間に、煙で玄関が充満するほどだったので、
「これはただ事ではない」と思い、慌ててジャンパーを羽織り、
財布とケータイとミニ金庫(約5kgで、そんなに重くないので)だけ持って、
水で濡らしたタオルを口に当てて、玄関を飛び出した。

マンションから階段で1階へ降りたかったが、階段の方から煙が来ていたので、まだ作動していたエレベーターで1階へ。
何とか外へ出ると、ちょうど消防車もやってきた。

外へ出て、ようやく隣の一軒家が火事となっていることが分かった。しかし、すでに家の大部分を火が覆っている。

「まさか、家の中に人はいないよね……」と思っていると、
女性が人の名前を呼びながら、燃えている家に向かっていくではないか。
「嘘でしょ?」と窓を見ると、炎でオレンジ色に光っている窓の中で黒い影が動いている……。
それが人の影ではないことを祈りたかったが、消防士が窓に梯子をかけ、登っていく。


7台もの消防車からの放水により、家の外に広がった炎はすぐに消えたが、
家の内部の炎がすさまじく、消防士は窓を開けることができない。
すると、今度は屋根に上り、まだ火が及んでいない部分に穴を開ける。
「絶対に助けてくれ!」、僕を含めた野次馬の人たちは皆そう思っていたことだろう。

しかし、大量の煙が家を包み込み、それ以上はうかがい知ることができなかった……。


隣の僕の住んでいるマンションには火が燃え移らなかったが、マンション入り口を消防車が停車し、消火活動の妨げになるということで、
午前4時ごろまで部屋に戻ることができなかった。

今朝、消防署の人に話を聞くと、病院へ搬送した人はいるが、死亡者は出ていないとのこと。本当に良かった。

それにしても、マンションに火が燃え移らなかったとはいえ、妹が来ていなかったら、外には出られなかっただろう
(外に出た直後に、エレベーターが停止したため)。

妹が突然来てくれたおかげだ。落ち着いた後、
「そういえば何で今日、いきなり家に来たの?」と聞いたら、「夫婦喧嘩をしたから」だという。
今回だけは、喧嘩をしてくれてありがとう。(廣田)
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