(社)日本訪問販売協会 07年度訪販売上高 11年連続のマイナス成長 決済問題響き下げ幅も大きく
[ 2008/12/1 ]
(社)日本訪問販売協会(事務局東京、加藤澄一会長)はこのほど訪問販売売上高の年度推計値を発表、07年度の訪販売上高は前年比6.1%減の2兆3000億円で、97年度から11年連続のマイナス成長となった。クレジットの与信問題などが響き、高額耐久財が苦戦、下げ幅は06年度の7.5%に次いで過去29年で2番目に大きな数値を記録した。
推計値は、訪販協加盟212社の合算売上高が市場シェアの8割を占めるという前提で算出しているもの。自動車や新聞、医薬品、食料品の訪販売上高や、百貨店の外商売上高は含んでいない。
会員社の売上高合計を商材別でみていくと、浄水器等(前年比31.4%減)、寝具(同26.9%減)、学習教材(同19.5%減)、下着(同7.8%減)、宝飾品(ランク外のため減少幅不明)など、個別クレジットをよく使うと見られる商材で、軒並み大幅な減収がみられた。一方、化粧品は前年並み、健康食品は前年比2.0%の増収となった。
(※詳しくは日本流通産業新聞11月20日号をご覧下さい)