厚生労働省の検討会が2008年7月に民間の第三者認証機関を利用した健康食品の安全性担保策をまとめたのを受け、(財)日本健康・栄養食品協会（日健栄協、東京、林裕造理事長）では2009年4月に第三者認証機関を設立する方針を固めた。　
　厚労省の「健康食品の安全性確保に関する検討会」では、原材料と製造工程の２つの視点から安全性を評価し、合格した製品には認証マークの使用を認めるという内容の報告書を7月にまとめている。製品の認証は民間の第三者認証機関が行い、認証機関自体の認証は別途民間に設置する認証協議会が行う仕組み。
　これを受けて、日健栄協は第三者認証機関設立に向けた動きを開始しており、ひとまず、2009年1月に「第三者認証機関設立委員会」を協会内に発足する予定だ。
　これに向け、2008年9月に3つの作業部会を設置。「規定作成作業部会」で認証機関を設立するための規定をつくり、「安全性自主点検推進作業部会」で原料と最終商品いずれにも適用可能な安全性評価の考え方をまとめ、「自主点検評価作業部会」では安全性評価の考え方が妥当かどうかのチェックを有識者から受ける。

(※詳しくは日本流通産業新聞11月6日号をご覧下さい）