「ほんとうの環境問題」
[ 2008/6/24 ]
タイトルは、早稲田大学国際教養学部教授の池田清彦さんと、
東京大学名誉教授の養老孟司さんの共著です。
環境問題に言及してる本なのですが、読んでみると目からウロコな話が
たくさんあります。
例えば「地球温暖化の何が問題か」という章。
日本は6%二酸化炭素を減らすと京都議定書で約束したけれど、
何で6%なのか、達成できるのかをちゃんと考えてなかった。
その結果ロシアから1兆円で二酸化炭素排出権を買うことに。
そもそも京都議定書を守って本当に環境がよくなるのか。
温暖化って実は問題じゃない(!)。
などが証拠を明らかにして書かれています。
なんで環境を守るのに他国にお金を払うのか。
当然の疑問を、スルーしてしまっていた私たちに
考えさせてくれる本です。
ペットボトルのリサイクルはお金とエネルギーのムダという話も、
リサイクルに協力してきた私にとってはショック。
結局ペットボトルは何回も繰り返し使うか、
買わないのがいいようなので、それを実行することにしました。
この本は社内でもクチコミで広まっており、
いまのところ5人が感銘を受けています。
まだまだ広まりそうな予感です。
環境問題の真相を知りたいという方はぜひ一読してみてください。
(清水)