テン・アローズ 創業家、全取締役の退陣を要求 修正動議の提出を通知
[ 2007/6/28 ]
シャルレ(本社神戸市)の持株会社テン・アローズ(本社神戸市、三屋裕子代表執行役社長)は6月19日、同社株式の過半数を所有する創業家の林勝哉氏側から、6月27日に開催予定の定時株主総会で三屋裕子社長を含む現取締役7人全員の退陣を求める修正動議を提出する旨の通知を受けたと発表した。
同社によると、林氏側は、07年3月期に38億7200万円の特別損失を発生させたことや同期の業績予想を下方修正したことを問題視。修正動議提出の理由に挙げているという。
また今後の対応について「現経営陣としては、大株主と相談し、理解が得られるように注力したい」とコメントしているが、創業家は株式の過半数を所有しており、通告どおり修正動議が提出されれば、三屋裕子社長以下現経営陣の総退陣は必至の情勢だ。
(※詳しくは日本流通産業新聞6月21日号をご覧下さい。)