アンズコーポレーション（本社大阪市、山田安廣社長、（電）06―6766―2880）が03年に開始した、カウンセリングで顧客の肌質に適したスキンケア製品を勧めるプログラム『セルキュール』が好評だ。06年の新規顧客総数は05年に比べて、約5％増加するなど増員に寄与している。
　同プログラムは販売員が「お肌のための問診表」と「角質チェッカー」で、顧客の肌の角質を採取。同社のジョセフィンお肌科学研究所が問診結果と採取物をもとに、「お肌のカルテ」を作り、顧客宅に郵送する仕組みだ。
　肌の状態を項目ごとに棒グラフなどで表示し、メイクや皮脂汚れ、乾燥肌、敏感肌、シミ・くすみといった肌トラブルに対応した化粧品『セルキュール』シリーズを提案する。 “細胞ケア”をコンセプトに、肌細胞を活性化させる深海ミネラルや、細胞の修復作用が期待できるリペア酵母を配合した。
　同社は販売員への研修を強化したこともあり、メイクアップ製品の売上が06年の3月〜11月の9カ月間で、前年同期比の230％増と好調だった。

※「日本流通産業新聞1月11日号」