健康産業全国協議会（事務局東京、原田一弥会長、電03-5391-3833）は12月9日、静岡県熱海市内で第192回理事会を開催し、理事である「はる」（本社大阪市）の水野裕明会長が逮捕された件を中心に討議された。
　討議のなかでは、多くの理事から「水野会長自身は理事ではなく、事件は別な会社なので関係はないのではないか」といった擁護する意見が挙がった。一方で「新たなスタートを切っているなかで、理事企業のトップがこういった事態になったのは残念だ。健全協としては毅然とした態度で臨むべきだ」（徳山副会長）や「今回のことは健全協として姿勢を示すいい機会」（砂金理事）などと厳しい発言が続いた。
　討議の結果、「はる」の笹山理事に内容証明郵便で「全国の会員に経過説明をするための報告書」の提出を求めていくことで一致した。返答があった段階で「倫理委員会」を招集し、討議するという。この書面は12月12日付けで発送したという。
　理事会では、新たに専門部会として「倫理委員会」を設置。委員には磯省三理事（天正堂）、川辺一夫理事（法輪産業）、弓場英治理事（デイマート）、林田弁護士、千原弁護士が就任。また、同じく新設された「広報委員会」の委員には、吉川育矢理事（ドクターセラム）、海老原啓一理事（ホワイティ）、玉ノ井憲吾理事（テッセインターナショナル）、砂金敏男理事（霊芝総合研究所）が就任した。
　今後は、07年1月19日に「新年賀詞交歓会」、3月23日には「薬事法研修会」を開催する予定。