東京都 ネットワークビジネス会員に初の行政処分
[ 2006/11/1 ]
東京都は10月19日、ペルシアじゅうたんやダイエット食品などを商材にネットワークビジネスを展開しているロイヤルワールド(本社東京、フィリオ・カムラン社長、電03-5785-3249)と33歳の女性勧誘者(会員)に、特定商取引法に基づく業務改善指示の行政処分を行った。都道府県がNB会員に対する行政処分を行なったのは今回が初めて。
同社では、会員が街頭で中年女性に「ハーブやインテリアを扱う外資系の仕事に興味はありませんか」などと声を掛け説明会に誘い、説明会では「130万円投資しなさい。すぐに回収が可能。リスクもノルマもない。2年後には1000万円の収入が得られる」などと不実のことを告げ契約を締結させていた。
同社は「勧誘目的の事前告知」「不実告知」「重要事実不告知」など7項目について、女性会員は「勧誘目的の不告知」など3項目について改善指示を受けた。
カムラン社長は本紙取材に「問題の有る点は積極的に改善していきたい」と語っている。